石川県でオートマの修理はプロテックニシ
「冷えているときの発進時ギヤが抜けたようになり、変速ショックが大きい」
とのご相談を受けた58のパジェロミニ。
どうやら三菱の4速オートマの持病らしい
あづかって朝、試乗してみると、1から2速、2速から3速への変速がスムーズ
に上がっていかず、4500rpmまで吹き上がってしまう事が多発
バルブボディを分解清掃してみることにして、オイルまみれになりながら外しにかかる
バルブボディを外した状態。ブレーキバンドが薄くなっているのも気になるところ
取り外したバルブボディを分解
セパレーターを外して上下に分けたバルブボディの中身
小さなチェックボールやスプールバルブを固定するための部品小さなバネが
多数あって、同じ場所に戻せないとバルブボディアッセン交換(20万
)になってしまうので、サンデーメカニックレベルでは絶対手を出さない事をお勧め
します。整備士さんだとしても慣れていないと難しい作業です
分解清掃の効果は?
細心の注意を払ってバルブボディの分解清掃
このバルブボディというか三菱の軽四みんなだと思いますが、スプールバルブの蓋がクリアランスが
狭すぎてバルブボディから外れない。無理してこじてちぎれてしまうと元も子もないので、無理して
外さずスプールバルブだけ動かして確認し続けて、動かないバルブがない状態まで清掃し、金属粉も取り除いて組み付ける。「これが原因」といった異常は見受けられなかったので期待していなかったが、オイルを入れて翌朝エンジンをかけてドライブに入れて発進したところ、何事もなかったかのようにスムーズになっていました「直った」です。清掃した作業のどこかで原因が取り除かれたようです。
「これ」という原因が究明できませんでしたが、同じ症状のお車なら、同じ作業で直ると思いますので相談してみてくださいね
ソレノイドは両方とも入るので位置に注意